Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 65.193 Zeichen · 131 Bildschirme
六月九日
ああやって放っておいて大丈夫なのか、段々疲労が頭まで犯しはしないか。能の話、翻訳についての話。夏目先生のところの木曜会の話、五時すぎ林町に行く。雨がふり始めた。
六月九日(土曜)雨
林町に泊る。昨夕迄、スエ子、ゼンソクを起し、母上二晩も眠られなかった為、大瀧叔父上の博士になったお祝は、今日ある筈のところをおやめになった。
スエ子の相手をしたり国男さんと、Duet の練習をしたりして七時頃俥でかえる。母上は夜、父を誘って東洋キネマに行かれる。俥夫が一人やめ母上達の迎えの時間に間に合わせる為、私が少し早く帰らなければならなくなったら、斯那ことを云われた。
「折角楽しみにして来て留守番をして貰うのもお気の毒だから、私居てお前行ったらいいだろう?」「どうして? ちっともかまわないことよ、そんなに楽しみにして居た訳でもないし」母「私もね、あした清が温泉へ行ってしまうと当分又」私「そうよ。だから、行っていらっしゃい」私は部屋を出た。ああ云う云い方は、いけない。如何にも年をとった女らしい、複雑さが出たと情なく感じた。
六月十日(日曜)晴後雨
才の妹てる、田舎の生活に不満で再度上京した。