Japanische Klassiker mit Furigana
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しょうわゆうげきたい
昭和遊撃隊
平田 晋策
Lesen Sie 昭和遊撃隊 (しょうわゆうげきたい) von 平田 晋策 (ひらたしんさく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.452 Zeichen · 208 Bildschirme
末山艦隊は二百隻をもって、三百隻の大敵をほとんど全滅させた。紅玉島にかえった敵艦は、恐らく十隻か二十隻だろう。末山大将は不幸敵弾にたおれられたが、それはトラファルガー海戦に、ネルソン提督が戦死したことと変りない。いや、末山大将の御最期は、ネルソンよりもはるかにはるかに立派だったのだ。
また、わが昭和遊撃隊も、じつによく戦った。『千種』『吉野』『八島』らはなくなったが、その勇名は、いつまでも国史の花とかがやくであろう。
わが聯合艦隊と昭和遊撃隊は、血をもって、皇国を守り、東洋を守ったのである。
もしも、末山艦隊の勇戦がなかったら、ヤーネル艦隊は小笠原を攻め、横須賀を攻め、日本の海は、残らずかれらに占領されてしまったにちがいない。
しかし、まだ、われに『最上』あり『千代田』あり、『秋津洲』あり、また『陸奥』『金剛』『伊勢』『扶桑』も、のこっている。だから、B国艦隊は、わが底力をおそれて、旗色を明らかにしないのではないか。軽々しく手出しが出来ないのではないか。」
博士は、じろりと一同を見まわした。かがり火の焔が、赤く博士の頬をてらす。
「しかし、ここに、まだ強敵がある。