Japanische Klassiker mit Furigana
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うみぼうずと おひめさま
うみぼうずと おひめさま
小川 未明
Lesen Sie うみぼうずと おひめさま von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N5. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N5 · Einstieg · moderne Kanji und Kana · 13.584 Zeichen · 28 Bildschirme
一
一
うみぼうずは しょうたいの わからない おばけです。
まっくろな からだを して、海の そこに すみ、きかんぼうずで わがままかってに ふるまって います。
だから、みんなから きらわれて います。なにか 気に いらない ことが あると、あばれまわります。海の 水を まきあげ、くろくもを おこし、つなみを たて、あたりを さわがせます。
さかなや、海に すむ けものたちは、いきの ねを ひそめて、小さく なります。もし そんな とき、ちょうど、ふねでも きかかろうものなら、たいへんです。
「やい、おれさまの いるのが わからぬか。」
と、うみぼうずは 大きな 手で、ふねを たかく もちあげ、あっと いう まに、海の そこに しずめて しまいます。けれど、だれも それを とめる ことが できません。
「また、むほうものの うみぼうずが さわぎだした。こまった ものですね。」
と、りゅうぐうの ごてんに すむ おひめさまは、まゆを おひそめに なりました。
大きな くじらまで、
「これは かなわん。」
と いって、どこかへ にげだしました。
たいや いかや いわしなどの 小さい さかなたちは、なみに もまれて、目を まわして いました。