Japanische Klassiker mit Furigana
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うみぼうずと おひめさま
うみぼうずと おひめさま
小川 未明
Lesen Sie うみぼうずと おひめさま von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N5. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N5 · Einstieg · moderne Kanji und Kana · 13.584 Zeichen · 28 Bildschirme
四
それと いうのも、よの中に じぶんより つよい おそろしい ものが ないからです。ただ、うつくしい おひめさまに みられるのが、なにより はずかしく おそろしいのでした。
どうして うつくしい ものには、わからずやの うみぼうずも かなわないのでしょう。じつに ふしぎでは ありませんか。
四
うみぼうずは さかなや けものたちに、じぶんを 王さまと よばせて いました。
「王さま、こんな めずらしい ものが ながれて きました。」
と、うみへびは おもちゃの うまを もって きました。
たいくつで いねむりを して いた うみぼうずは、目を さまして、小さな うまを 手に とりあげました。
「は、は、は。これは うみうまの かたわの 子どもか。」
と わらいました。
「いいえ、王さま、これは めずらしい ものです。きっと にんげんの すむ おか から、なみに もまれて ながれて きた ものです。」
と、うみへびは いいました。
「なるほど、そうかも しれぬ。どれ、たましいを いれて、はなしを さして みよう。」
うみぼうずは ふしぎな じゅつを つかって、おうまに ものを いわせました。