Japanische Klassiker mit Furigana
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うみぼうずと おひめさま
うみぼうずと おひめさま
小川 未明
Lesen Sie うみぼうずと おひめさま von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N5. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N5 · Einstieg · moderne Kanji und Kana · 13.584 Zeichen · 28 Bildschirme
五
五
海の ほうから くろい くもが でて、つめたい 風が ふくと おもうと、ゴロゴロと かみなりが きこえました。
あそんでいた たけちゃんや きみこさんが びっくりしました。
「あっ、ひかった。」
「大きいのが なってよ。」
と、きみこさんが いいきらぬ うちに ゴロゴロと いう 音が、はや あたまの 上で きこえました。
「また あとで あそぼうね。」
と、ふたりは あわてて おうちへ はいりました。
たけちゃんは くつを ぬいで かけあがると、おばあさんの おへやへ いって、
「また うみぼうずが あばれだしたね。」
と いいました。
しんぶんを みて いらしった おばあさんは、めがねを はずしながら、
「もう、夏が すぎるのですよ。この あとは、めっきり すずしく なるでしょう。」
と おっしゃいました。
「そう すると、うみぼうずは あばれなく なるの。」
と、たけちゃんが ききました。
「うみぼうずかい。夏の うちは よく あばれるが、秋から 冬へ かけて、さむく なると あばれても おもしろく ないから、らいねんまで 北の くらい 海で いねむりを して、また あたたかに なると、くもに のって りくの ほうへ やって くるのです。