Japanische Klassiker mit Furigana
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うみぼうずと おひめさま
うみぼうずと おひめさま
小川 未明
Lesen Sie うみぼうずと おひめさま von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N5. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N5 · Einstieg · moderne Kanji und Kana · 13.584 Zeichen · 28 Bildschirme
十
」
「わるい やつだなあ。」
と、さんちゃんは おこりました。
「するとね。どこかの やさしい おばさんが とんで きて、どう したのと いって 小さい 子に きいたの。この とき わたし、ほんとうに うれしかったわ。みんなが わけを はなすと、その まに うみぼうずは 花を なげすてて、にげて いって しまったのよ。」
と、みつこさんは はなしました。
十
ある 日、うみぼうずが 白い 子いぬの くびに なわを つけて、ひいて いきました。あとから せの ひくい 男の 子が ついて きて、
「きみ、その いぬを どうするの。」
と ききました。
「川へ すてるのさ。」
と、うみぼうずが いいました。
「なぜ そんな ことを するの。」
「こいつが まいあさ かきねを くぐって、ぼくの 花ぞのへ はいり、うんこを するからさ。やっと きょう つかまえたんだぜ。」
「でも、ころすのは かわいそうじゃ ないか。」
「しかたが ないだろう。こらして やるんだ。おまえも いっしょに おいでよ。」
と、うみぼうずが いいました。
「そんな らんぼうを するなら、ぼく いっしょに いかない。