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Japanische Klassiker mit Furigana

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うみぼうずと おひめさま

うみぼうずと おひめさま

小川 未明

Lesen Sie うみぼうずと おひめさま von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N5. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N5 · Einstieg · moderne Kanji und Kana · 13.584 Zeichen · 28 Bildschirme

Aozora Bunko

六

」

と、おばあさんは いわれました。

そう きくと たけちゃんは、きらいな うみぼうずだけれど、ひとりぼっちなのが なんだか かわいそうな 気が しました。

「おばあさん、かみなりは とおくへ いったようだね。」

と、たけちゃんは 耳を かたむけました。

「あたりが あかるく なったから、もう こっちへは きませんよ。」

と、おばあさんは おっしゃいました。

そう きくと、たけちゃんは あんしんして、また おもてへ でました。

すると、あちらの 山の ほうへ、くろい くもが ぴかぴかと いなびかりを のせて うごいて いるのが みえました。

「おや あの 一つの くもは、ちんばの おうまみたいだ。」

と、たけちゃんは じっと 空を みつめました。

その くもは、いつか 川へ すてた おもちゃの うま そっくりの かたちでした。

ちょうど この とき、空では うみぼうずが おうまに むかって、

「じぶんの 町を わすれる ばかも ない。はやく いわぬか、おまえの 町と いうのは どの あたりだ。」

と、いらだたしそうに きいて いました。

六

おうまは、とおく 下の ほうに、たけちゃんが いるのを みて、なつかしくて たまりません。