Japanische Klassiker mit Furigana
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うみぼうずと おひめさま
うみぼうずと おひめさま
小川 未明
Lesen Sie うみぼうずと おひめさま von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N5. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N5 · Einstieg · moderne Kanji und Kana · 13.584 Zeichen · 28 Bildschirme
どうして こまらす ことなど できましょう。
「王さま、わたしの いた ところは ここで なく、あの 森の 中です。」
と いって、のはらを さしました。
「そうか。あの 中か。それなら あすこへ 大雨を ふらせて やろう。」
たちまち、たきのような 大雨を のはらの 森へ あびせました。
ぴか ぴか、ゴロ ゴロ。
天地が ゆれうごきました。
「は、は、は、このくらい あぶらを しぼれば、たいてい ちぢみあがるだろう。」
と、うみぼうずは きもちよさそうに わらいました。
「もしもし 王さま、ここは 町では ありません。」
と、わにざめが いいました。くいしんぼうの わにざめは はやく 町へ いって、なんでも おいしい ものを、はらいっぱい たべようと おもって いたのです。ところが、あてが はずれ、くやしくて たまりません。
「かたわの うまめが うそを いったのです。」
と、わにざめは いいました。
「なぜ おまえは、うそを いうのか。」
と、うみぼうずは おうまを しかりました。
「いいえ、うそでは ありません。この 森の 中は にぎやかです。うそと おもうなら、おりて ごらんに なれば わかります。