Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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うみぼうずと おひめさま

うみぼうずと おひめさま

小川 未明

Lesen Sie うみぼうずと おひめさま von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N5. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N5 · Einstieg · moderne Kanji und Kana · 13.584 Zeichen · 28 Bildschirme

Aozora Bunko

まだ おもしろそうな ものが あったけれど、王さまが およびなさるので もどった わけさ。」

と、うみへびが いいました。

この とき、みんなの のって いる くろい くもは、たかい 山の いただきを こして、海へ でようと して いました。山には 雪が つもって、どの 山も 白く ひかって いました。

「おれは はやく かえりたい。ひょうざんが こいしく なって きた。」

と、しろくまは ねっしんに 下を みおろしながら いいました。

王さまの うみぼうずは それを きくと、

「そうとも、にんげんの せかいなど、ながく いる ところでは ない。にんげんほど うそつきで よくばりで たがいに けんかを する やつは、どこにも いないだろう。うみへびの あとを おい、下へ いって それきり もどって こない あの かたわの うまも、にんげんに かわいがられたばかりに、うそを つくのを おぼえたのだ。かわいそうな やつさ。おれたちは これから あらしと 雪と 大なみの 中で、あんしんして 夏まで くらせるのだ。もし、ふねでも やって きたら、ひっくりかえして あばれて くれるぞ。