Japanische Klassiker mit Furigana
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おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
Lesen Sie おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 194.415 Zeichen · 391 Bildschirme
いくじのねえガキどもだな。かわなきゃあ、おら、もう、いっちまうぞ。」
じいさんはジロジロと、少年たちをみまわしながら、しわだらけの顔で、にくまれ口をききました。
井上一郎君は、その顔をみて、ゾッとしました。カニとそっくりなのです。
おそろしく大きなカニです。
じいさんの目が、みんなのうしろにいる、背の高い井上君の目とぶっつかりました。
「あっ、そこへきた子、おめえ、かわねえか。」
井上君によびかけました。
井上君がだまっていますと、じいさんは、じっと井上君の顔をみつめたあとで、気味のわるい笑いをうかべながら、またよびかけました。
「うん、おめえだ。おらが、さがしてたのは、おめえだよ。ちょっと話がある。ええ話だ。おらといっしょに、むこうの森の中まで、きてくんろ。おめえのよろこぶ話だぞ。」
みょうなことになりました。このあやしいじいさんは、井上君を、むこうにみえる神社の森の中へ、つれていって、なにか話すことがあるというのです。
井上君は、にげだそうかとおもいました。しかし、考えてみると、あいては、よぼよぼのじいさんです。とっくみあったって、まけるきづかいはありません。