Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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おれはにじゅうめんそうだ

おれは二十面相だ/妖星人R

江戸川 乱歩

Lesen Sie おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 194.415 Zeichen · 391 Bildschirme

Aozora Bunko

「それからまた、あいつらは、庭のほうぼうにあらわれたのです。ひとりのカニ怪人が、つぎつぎとあらわれたのではありません。すくなくとも、五―六人はおなじやつがいました。いっぺんに、五本のヒマラヤスギの下にあらわれたこともあるからです。

わたしたちは、きちがいのようにあちこちと、走りまわりました。しかし、こちらが気づいたときには、怪人は、地面の中へ、姿をかくしてしまうのです。

わたしたちを、からかっていたのです。べつに、危害をくわえるわけではありません。

おれたちは、こんな神通力をもっているのだ。美術品をぬすむぐらいわけはないぞと、おどかしにやってきたのです。

これは、わたしが、そうおもうだけではなくて、あいつの口からきいたのです。」

「えっ、あいつが、なにかしゃべったのですか。」

中村警部が、おもわずききかえしました。

「美術館には地下室があります。物置きにつかっているのです。その地下室に、ゴトゴトと音がしたのです。

わたしは、それに気づくと、懐中電灯をもって、おりていきました。地下室のドアをひらくと、あいつが、コンクリートの床から、わきだしてくるところでした。