Japanische Klassiker mit Furigana
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おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
Lesen Sie おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 194.415 Zeichen · 391 Bildschirme
あそこに物置小屋がある。そのやねの下に、電線がひっぱってあるじゃないか。あれは電灯線ではない。電話線のようだ。物置小屋に電話線がひいてあるのはおかしいね。」
こちらの部屋の電灯が、ガラス窓をとおして、むこうの物置小屋をボンヤリてらしています。そのやねの下に、かすかに電線が見えているのです。
「いってみよう。」
明智はいいすてて、部屋をとびだしていきました。中村警部と警官も、そのあとにつづきます。
庭へ出て、物置小屋へいくと、明智はいきなり、その小屋の戸をひらきました。
「やっぱりそうだ。ここに電話器がある。」
明智が、さけびました。
物置きのすみに、電話器がおいてあるのです。
「きみ、小使をよんできてくれませんか。」
明智のことばに、中村警部のあとからついてきた警官が、むこうへかけだしていきましたが、やがて、美術館の小使さんをつれて、もどってきました。
「ここに、前から電話がひいてあったのかね。」
明智にたずねられて、小使さんは、びっくりして、小屋の中をのぞきこみました。
「おやっ、いつのまに、こんな電話が……。いいえ、いま見るのがはじめてです。こんな物置小屋に電話をひくはずがありませんよ。