Japanische Klassiker mit Furigana
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おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
Lesen Sie おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 194.415 Zeichen · 391 Bildschirme
そこにふたりの人間がかくれていて、すきまから、両手を出したのです。
二十面相をまもっている、ふたりの警官の首の両がわから、二本の手があらわれ、一方の手には、ハンカチのような白い布がにぎられていました。
あっとおもうまに、その白い布が、ふたりの警官の口に、おしつけられ、両手でグッと、おさえられました。
警官はおどろいて、その手をはねのけようとしましたが、おそろしい力でしめつけているので、どうすることもできません。口にあてられた白い布からは、なんともいえない、いやなにおいが、のどのおくへ、はいっていきます。そして、しばらくすると、スーッと気がとおくなっていきました。その布には麻酔剤が、しみこませてあったのです。
まもなく、ふたりの警官は、グッタリとなって、いすの上に、のびてしまいました。
「よし、もうだいじょうぶだ。このふたりをねかしたまま、車をどこかさびしいところにすてるんだ。そして、にげだすのだ。明智のやつ、いまごろは、あのかくし電話に気がついたかもしれない。そして東京じゅうの警察に、手配をしたのかもしれない。いつまでもこの車にのっていては、あぶないのだ。