Japanische Klassiker mit Furigana
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おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
Lesen Sie おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 194.415 Zeichen · 391 Bildschirme
いちばん近い円盤は、おさらほどの大きさに見えています。はじめは、灰色だったのが、いまは青黒い色です。
「あらっ、あの円盤には足があるよ。」
ノロちゃんの声でした。
なるほど、足があります。八本の足があります。それから、大きな二本のはさみが。
カニです。でっかいカニが、空からふってくるのです。かぞえきれない、足のある円盤が、ふってくるのです。だんだん大きくなってきました。もうマンホールのふたぐらいの大きさです。あの気味のわるい、白っぽいカニの腹が、ハッキリ見えます。
カニ円盤はグングン大きくなってきました。大きなはさみと、八本の足をモガモガやりながら、おりてきます。
さしわたし三メートルほどに見えます。たちまち、四メートル、五メートル……七メートル、八メートル、おそろしくでっかい、おばけガニです。そして、十メートルほどにふくれあがったとき、さいしょのカニ円盤は、原っぱに着陸していました。少年たちから百メートルはなれたところです。
つぎつぎと着陸します。十、二十、三十、もうかぞえきれません。広い原っぱが、巨大なカニ円盤でいっぱいになってしまいました。