Japanische Klassiker mit Furigana
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おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
Lesen Sie おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 194.415 Zeichen · 391 Bildschirme
ただ、ふしぎだ、ふしぎだと、いいあうばかりでした。
六時ごろでした。みんなが応接間に集まっているところへ、一郎君が学校のカバンをさげて、はいってきました。そして、へんなことをいうのです。
「おとうさん、白犬は?」
おとうさんは、びっくりして、一郎君の顔を見つめました。
「おまえは、なにをいってるんだ、白犬は、さっき、こわしてしまったじゃないか。」
「えっ、こわした。それじゃあ、もしや、あれを、盗まれたんじゃありませんか。」
いよいよ、へんです。一郎君は気でもちがったのでしょうか。
「おまえ、学校のカバンをさげたりして、いったい、どこへいってたんだ?」
「ぼく、学校から帰るとちゅうで、むりに自動車にのせられ、さるぐつわをはめられて、へんなうちへつれていかれたのです。そして、いま、自動車で、うちの近くまできて、目かくしをはずされたんだけど、そのときには、もう自動車はどっかへいってしまって、かげも見えなかったのです。」
それから、午後四時には、一郎君とそっくりの少年が、白犬をだきしめて、応接間にいたのだと聞かされて、一郎君はびっくりしてしまいました。
「そいつは、ぼくのにせものです。