Japanische Klassiker mit Furigana
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おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
Lesen Sie おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 194.415 Zeichen · 391 Bildschirme
」
「魔法博士が、どっかに、かくれていて、ぼくらを、このどうくつから、出られなくしたんだよ。」
みんなは、ゾーッとおそろしくなって、だまりこんでしまいました。もう、生きたここちもないのです。
「あっ、いいことがある。みんな、心配しないでもいいよ。ぼくらは、ここを出られるよ。」
小林団長が、明るい声でさけびました。
「ぼくらは、枝道に出くわすたびに、右へ右へと進んできたね。だから、ほら、考えてごらん。帰りにはぎゃくに、左の手で、左がわの岩にさわって、歩いていけば、しぜんに、もとへもどれるんだよ。ね、そうだろう。」
いかにも、よく考えてみると、そのとおりでした。もうだいじょうぶです。
「ばんざーい、やっぱり、団長はえらいなあ!」
ノロちゃんが、いせいのいい声をだしました。ノロちゃんは、ベソをかくのもはやいかわりに、よろこぶのも、まっさきです。
みんな、いきかえったような気持になって、左手で左の岩にさわりながら、あとへ、ひきかえしました。
いくつかの枝道を、ぶじに通りすぎて、あの深い岩のさけめのところまで、たどりつきました。
「あっ、ここだ。ここからコウモリが、たくさん飛びだしたんだ。