Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
Lesen Sie おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 194.415 Zeichen · 391 Bildschirme
頭から足のさきまで、ひとつになった、けいべん潜水服です。顔のまえはガラスばりになっていて、手足のさきには大きな水かきがつき、背中には、酸素のボンベ(鉄のくだ)が、二つならんでついています。
そのボンベから、細いくだが、ガラスばりの顔の内がわにつづいていて、それを口にあてれば、水のなかでも、息ができるのです。
この、けいべん潜水服をきた魔法博士は、荷物部屋の小さな戸を開いて、ソッと、うしろのほうをながめました。モーターボートは、もう三十メートルにせまっています。前のほうには、品川のお台場が大きく見えてきました。
魔法博士はさっき、ランチをお台場に近づけてから、左のほう、つまり、おきのほうへ、まがるように命じておきました。運転手は、そのとおりにランチを進めて、お台場から五十メートルほどのところで、きゅうに方向をかえ、おきのほうへ、つきすすみます。
「よしっ、いまだっ!」
ランチが方向をかえたので、博士ののぞいているドアは、うしろのモーターボートからは、見えなくなったのです。それを待ちかまえていた博士は、いきなりドアの外に出て、海へとびこみました。
ビニールの潜水服をきていますから、からだは、すこしも、ぬれません。