Japanische Klassiker mit Furigana
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おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
Lesen Sie おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 194.415 Zeichen · 391 Bildschirme
」
「うん、いなかの分署長には、手におえませんわい。警視庁の名探偵でも、きてくれなくっちゃね。ハハハ……。」
分署長の波野さんは、お茶をすすりながら、にが笑いをするのでした。
そこへ、バタバタと、あわただしい足音がして、井上少年がかけこんできました。
「おじさん、わかりましたよ。ぼくらの団長の小林さんが発見したんです。幸ちゃんってこどもね、あの子はわるものに、お金をもらって、みんなをだましていたんです。いまここへつれてきますよ。」
「え、なんだって? 幸ちゃんが、うそをついていたんだって?」
おじさんと分署長の波野さんは、顔を見あわせて、おどろいています。
そこへ小林少年とノロちゃんが、あの森の木のてっぺんに、ひっかかっていた幸ちゃんというこどもをつれて、はいってきました。
「うん、佐多の幸ぼうじゃね。どうしたんじゃ。きみが、うそをついていたというのは、ほんとうか。」
波野さんが、やさしくたずねました。幸ちゃんは、制服姿の警部補を、じろりとうわ目で見て、うつむいてしまいました。そして、クシュン、クシュンと、鼻をすすって、だまりこんでいます。人の心を見ぬくことになれた波野さんには、幸ちゃんが、うそをいっていたということが、すぐにわかりました。