Japanische Klassiker mit Furigana
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おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
Lesen Sie おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 194.415 Zeichen · 391 Bildschirme
それで、恩田さんはいっしょうけんめいに、それを防ごうとしました。
真珠のゾウは、地下室の金庫の中に入れたうえ、その地下室の入口の厚い板のあげぶたにも、厳重にかぎをかけ、家族の者でも金庫のそばへは行けぬようにしました。
恩田さんは、警察にお願いして、ふたりの刑事さんに、恩田家の表門と、裏口のそばを、たえず見回ってもらうことになりました。
ところが、そのあくる日の朝、今度は恩田さんの家の庭で、恐ろしいことがおこったのです。
恩田さんの子どもの章太郎君は、そのとき、自分の勉強部屋の窓から、庭を見ていました。
庭にはいろいろな木が植えてあるのですが、ちょうど章太郎君の窓の正面に、一本のツバキの木があって、その青あおとした葉のあいだに、血のようにまっかな花が、ポツンとたったひとつ、咲いているのです。
章太郎君は、なぜか、その赤い花から、目を離すことができませんでした。妙に、ひきつけられるような気がするのです。
すると、その花が、突然だれかにもぎとられたように、枝から離れました。そして、下に落ちないで、空中をスーッと、動いていくのです。
上から糸でつっているのではありません。