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Japanische Klassiker mit Furigana

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たんげさぜん

丹下左膳

林 不忘

Lesen Sie 丹下左膳 (たんげさぜん) von 林 不忘 (はやしふぼう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 196.229 Zeichen · 389 Bildschirme

Aozora Bunko

で、それに犠牲をささげて、壁のたたりを納めるこころと、かねては、この御修覆の儀の事なく終わるを祈念されて、あの護摩堂の壁へ、母と子と二人の人柱を塗りこめることになったのじゃ」

と聞いたときに、何やら作阿弥は、急に、不安な気もちがこみ上げてならなかった。

いわゆる、胸騒ぎ……。

「人柱を? 母と子の――」

「うむ。そこで、その母子なきがらをのむ壁を、永遠に守り、かつ、見はるために、千里をゆく其方の駒を、あれなる護摩堂の前にすえようと一決したのじゃ。任は重いぞ、作阿弥! 母と娘のたましいをしずめる、気高き神馬を彫りあげてくれい」

なぜか作阿弥は、気もそぞろの体で、

「そういたしますと、そ、その、母娘の人柱というのは、もうきまりましたので」

「客分として、大切にもてなしてあります。本人たちは、人柱などとは夢にも知らぬ。わしもまだ会いはしませぬが……」

と、主水正が答えた。

竹筒

一

田母沢の橋を渡ってゆくと、左のほうに、大日堂。

荒沢の橋の手前から、道を右にとって登ってゆくと、裏見の滝に出ます。

この滝道の途中に、雑木林のなかへ折れこんでゆく小みちがありますが、何も知らぬ近処の人たちなどが、この道をはいってゆこうとすると、