Japanische Klassiker mit Furigana
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たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
Lesen Sie 丹下左膳 (たんげさぜん) von 林 不忘 (はやしふぼう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 196.229 Zeichen · 389 Bildschirme
それはそうでしょう。
この穴を掘りさげていけば、柳生源三郎と、丹下左膳がとび出す。
猫を紙袋におしこんで、押入れにほうりこんであるからこそ、鼠どもも、外でちっとは大きな顔ができるようなものの……。
その鋭い爪をもった猫が、しかも二匹、いまにも袋をやぶり、押入れからとび出すかもしれないのだ。
それも、死骸であってくれれば、なんのことはないが――。
水におぼれて、もう死んでいるには相違ないけれど……伊賀の暴れん坊と不死身の左膳のことだ、ことによると……。
ことによると。
まだ生きているかもしれない――。
「こいつひとりにかまってはおられぬ」
と左京は大声に、
「早く! 早く穴のほうへまわって、あの下民どもを追っぱらってしまえ」
声に応じて、刀をふりかざした二、三人が、穴のまわりに働く長屋の連中のなかへ斬りこもうとするのだが――。
ドッコイ!
泰軒先生の丸太ン棒が、行く手ゆく手にじゃまをして、どうしても穴のそばへ行くことができない。
「筑紫の不知火も、さまで光らぬものじゃのう」
泰軒先生の哄笑が、長く尾をひいて闇に消えたとき!
必死に穴を掘っていた群れに、突如、大声が起こって、