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Japanische Klassiker mit Furigana

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ならしげざっぴつ

小出楢重随筆集

小出 楢重

Lesen Sie 小出楢重随筆集 (ならしげざっぴつ) von 小出 楢重 (こいでならしげ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 334.351 Zeichen · 657 Bildschirme

Aozora Bunko

大体漫談というものは散歩の如く目的もなく、歩むだけの性質を持っているところから本人が多少いい気になって、うれしがると自分でいったことを自分で感心してしまって自己陶酔を始めたりするので、来賓が皆あくびをしていても頓着なく、一人うれしく話を長びかせいつ終わるという見込みさえ立たなくなってしまうのである。

漫談には落語の如く落ちがない。でも話の終わりというものは、何か終わりらしい終局を見せねばならない。結び目なき話の尻は走ったままの電車であり、幕の閉まりそこねた芝居でもある。都合のいい時に幕を下ろす手練は来賓総代ではなかなか困難な芸当である。

昔は長い浄瑠璃の一段によって人を悩ました連中は、今や漫談という新しい武器を持って立ち上がった。

漫談師も罪なものを発明したものだ。大体本ものの漫談も私はその少量は聴いてみたこともあるが、どうもあれは落語の序文というと変だが、何でも枕というらしいが、あの枕ばかり並べたレヴューふうのもので、いよいよこれから、さてといって羽織を脱いで楽屋めがけて投げ込むところの、その話の本題がないところのものだという気がする。

私は名人の演じるある枕を本題の話よりも面白く聴くことがしばしばある。