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Japanische Klassiker mit Furigana

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くうきぽんぷ

新美南吉童話集 2 おじいさんのランプ

新美 南吉

Lesen Sie 新美南吉童話集 2 おじいさんのランプ (くうきぽんぷ) von Niimi Nankichi (新美 南吉) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 41.209 Zeichen · 85 Bildschirme

Aozora Bunko

そのはずである、それは大作君の弟の幸助だった。

「なんだ、幸……」

しかし大作君はだまってしまった。もう幸助はすぐ近くにきていたのである。もうなりゆきにまかすばかりだった。

大作君は息の根がとまった。――幸助があれをひろうか、ひろわないか……

「はァん、はァん、ちゃッちゃッちゃッ。」

と幸助は、ひとりのときいつでもやるように、わけのわからぬことをうたいながら、片手でいけがきの葉をむしったりして近づいてきたが、急にだまってしまった。ついにキャラメルの箱を発見したのだ。

大作君は両眼をつむりたかったが、それはまた卑怯なことのような気がしたので、そのままみていることにした。

はたして幸助は、キャラメルの箱をひろった。そして中を改めてみて(むろん、からだった)ポケットにしまいこむと、またさっきのつづきを、

「はァん、はァん、ちゃッちゃッちゃッ。」

とうたいながら、いってしまった。

大作君ははずかしさで顔がほてった。その顔をみられるのがいやなので、いっそいつまでもいけがきにつっこんでいたかったほどである。

吉太郎君と顔を見合わせると、吉太郎君が、なんといっていいか困ったように顔をゆがめた。