Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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くうきぽんぷ

新美南吉童話集 2 おじいさんのランプ

新美 南吉

Lesen Sie 新美南吉童話集 2 おじいさんのランプ (くうきぽんぷ) von Niimi Nankichi (新美 南吉) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 41.209 Zeichen · 85 Bildschirme

Aozora Bunko

三

なかなか金平ちゃんに聞こえないので、小さい太郎はなんどもくりかえしてよばねばなりませんでした。

そのうちに、とうとううちの中から、

「金平はのオ」

と返事がしてきました。金平ちゃんのお父さんのねむそうな声でした。「金平は、よんべから腹がいとうてのオ、ねておるだで、今日はいっしょに遊べんぜエ」

「ふウん」

と聞こえないくらいかすかに鼻の中でいって、小さい太郎はいけがきをはなれました。

ちょっとがっかりしました。

でも、またあしたになって、金平ちゃんのお腹がなおれば、いっしょに遊べるからいいと思いました。

三

こんどは小さい太郎は一つ年上の恭一君の家にゆくことにしました。

恭一君の家は小さい百姓家でしたが、まわりに、松や椿や柿や橡などいろんな木がいっぱいありました。恭一君は木登りがじょうずでよくその木にのぼっていて、うかうかと知らずに下を通ったりすると、椿の実を頭の上に落としてよこして、おどろかすことがありました。また木にのぼっていないときでも恭一君はよく、もののかげや、うしろから、わっといってびっくりさせるのでした。ですから小さい太郎は、恭一君の家の近くにくると、もう油断ができないのです。