Japanische Klassiker mit Furigana
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くうきぽんぷ
新美南吉童話集 2 おじいさんのランプ
Lesen Sie 新美南吉童話集 2 おじいさんのランプ (くうきぽんぷ) von Niimi Nankichi (新美 南吉) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 41.209 Zeichen · 85 Bildschirme
二
「――雑種の犬は頭がよくない。北くんちの西ごうたかもりなんかは雑種だから猟犬にはなれない――」
それを聞いて次郎くんはぴくりと耳を動かしました。そしてかんかんにおこってしまいました。こんな侮辱があるもんか。次郎くんは自分が侮辱されたように腹を立てました。先生がみていなきゃ、いますぐおどりかかって、得意の手でノックアウトするところです。次郎くんは下唇をかみしめてこらえました。
「甲の上」と先生は次郎くんの気持ちも知らぬげに森川くんの作文によい点をおつけになりました。
二
つぎは体操の時間です。
紅白の帽子の列が東と西に向きあってならんでいます。先生がまん中で笛をふきました。わあっとかん声があがります。紅白の波は向きあって進んできてぶつかります。それからはいりみだれて帽子のとりっくらです。勝負なかばでふたたび笛が鳴ります。すると帽子をとられた者も、まだとられない者もさあっと東西にひきあげていきます。
ところが真中にふたりの少年がお互いに相手の腕をつかんだままにらみあって立っています。足を四方にふんばっていっかな動こうとしません。そのくせふたりとも帽子はとっくにとられて頭は陽にさらされているのです。