Japanische Klassiker mit Furigana
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くうきぽんぷ
新美南吉童話集 2 おじいさんのランプ
Lesen Sie 新美南吉童話集 2 おじいさんのランプ (くうきぽんぷ) von Niimi Nankichi (新美 南吉) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 41.209 Zeichen · 85 Bildschirme
三
向こうはそれに気がついてわざと知らんふりをします。もうがまんがなりません。
「なんだい」と次郎君はいってしまいました。「シェパードなんかが。あんな犬あよわむしじゃないか。」
「君んちの犬こそなんだい。あんなのら犬に西ごうたかもりなんてつけて、まったく西ごうたかもりがなくよ。」
「ひとの犬のわる口なんかいわなくてもいいじゃないか。」
「わる口なんかいやしねえや。」
「じゃさっきの作文はどうだ。」
「ほんとうのことを書いただけさ。犬屋がほんとうにああいったんだからしようがないや。」
「……」
次郎君は議論していた日には自分が負けだと思って口をつぐんでしまいました。
そして突然、
「じゃどっちの犬がつよいか決闘させよう。」
といいました。
「よしきた。」
「今日学校がひけてから、原っぱで。」
「オーケー。」
そのときクラスでいちばんよく走る工藤君が、
「やあ、失敬」
と声をかけて、ふたりを追いぬいていきました。次郎君と森川君は工藤君に一周おくれたわけです。
三
次郎君は家へはいるやいなや、
「西ごうたかもりは?」
とさけびました。
帳場でそろばんをはじいていたお母さんが顔をあげて、
「まあなんだい、この子は、ただいまもいわないで。