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Japanische Klassiker mit Furigana

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くうきぽんぷ

新美南吉童話集 2 おじいさんのランプ

新美 南吉

Lesen Sie 新美南吉童話集 2 おじいさんのランプ (くうきぽんぷ) von Niimi Nankichi (新美 南吉) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 41.209 Zeichen · 85 Bildschirme

Aozora Bunko

三

気がついてみれば、加平のお父つあんはうさぎでもにわとりでも平気でしめころすおそろしいおじさんだった!

ふたりは水からあがったばかりの仔猫のようにしょんぼりつっ立って、もの悲しげに夕暮をみた。もう彼らにはいくところがない。すべては終わってしまった!

三

でもまだ終わってしまったのではない。どうすることもできない空気ポンプのことがある。空気ポンプはそのよく日もまたそのよく日も正九郎をおびやかした。村中の人がそのことを知っているような気がして、正九郎は人の顔を正視することができなかった。先生が朝礼台にのぼるたび、そのことをいい出しやしないかと、きもを冷やすのだった。自転車屋の方へなど足も向けなかった。空気入れからのがれるためなら、正九郎はいっそう煙のように消えてしまいたいほどだったのである。

しかしとうとうおそろしいことになってしまった。あのことがあってから一週間ばかりのちのある夕方、お母さんが正九郎にふろしきをわたしていったのだった。

「自転車屋へいってナ、卵を二十銭、買っといで。」

ついにきたと正九郎は思った。顔からさあっと血がひいていくのを感じた。

「清太ンとこじゃいかんの、おっ母さん?」