Japanische Klassiker mit Furigana
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くうきぽんぷ
新美南吉童話集 2 おじいさんのランプ
Lesen Sie 新美南吉童話集 2 おじいさんのランプ (くうきぽんぷ) von Niimi Nankichi (新美 南吉) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 41.209 Zeichen · 85 Bildschirme
四
おばあさんがびっくりしていった。「どうしただや久は。虫でも起こったじゃないかや。」
「いやだよ!」
と久助君はまたどなるようにいった。そして手あらくかばんをはずしてきた。それから、つきぬけるようなかん高い声で、読本の第六課を読みはじめた。読めない字があっても、考えたり、筆記帳をみたりするのが面倒なので、でたらめのことをいって通っていった。きっぱりしたやり方なんだからそれもしかたないと考えたのである。
しかし、第六課を二ページばかり読むと、自分のやっていることは、ほんとうのきっぱりしたやり方ではないことがわかり、ばからしくなって、やめてしまった。そして読本をそこに投げだすと、また太鼓の下にあおむけにねころがった。……
久助君にとっては、花市君のようにやることは、どうもむつかしく思われたのである。
四
さて、つぎの朝、久助君はまた、通学団の集合時間におくれてしまった。七時三十分までに、この村の子どもたちは男子も女子も、村はずれの橋のところにあつまり、そこで整列して、団長に引率され、学校にむかうことになっていたのである。久助君はこのころ、いつも、それにまにあわないのであった。