Japanische Klassiker mit Furigana
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くうきぽんぷ
新美南吉童話集 2 おじいさんのランプ
Lesen Sie 新美南吉童話集 2 おじいさんのランプ (くうきぽんぷ) von Niimi Nankichi (新美 南吉) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 41.209 Zeichen · 85 Bildschirme
あんなにきっぱりと「いやだよ」といった者が、この村の子どもたちの中にいままでひとりでもあったろうか。
古いわるい習慣をあらためるのは、まったくあの通りにやらなければならない。「いやだよ」ときっぱりはねつけるのである。また、新しくよい習慣をはじめようとするには「よし、やろう」ときっぱりいって起ちあがるのである。「いやだよ」も「よしやろう」も、つまりは同じことなのだ。
さて、この村の少年たちは、その夜、ひとりひとりになってから、じぶんも、あのようにきっぱりと、古いわるい習慣を改めたい、またあのようにきっぱりと新しいよい習慣を身につけたいと考えたのである。しかし人間はひとりひとり顔がちがうように、心もちがうところがあるから、考えていった道すじや、考えた結果はいろいろだった。
では久助君の場合はどうだったろうか。
夜の七時。お母さんはお風呂をわかしていた。お父さんはお酒の配給券を配りにいってるすだった。おばあさんは、ことしとった綿の花の中から、種子を一粒ずつひろい出していた。ねずみが、納戸の方で、ごそごそやっていた。久助君は、天井からつるした玩具の太鼓の下に、あおむけにねころがって、足で太鼓をたたいていた。