Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 65.193 Zeichen · 131 Bildschirme
性格的に、愛の静かな美しい境地を求める心、調和、謙虚、創造に対する限りない熱望。
而も一面には、強い争闘的の力、破壊慾、もっと深く、もっと強く、求め、求め、求め、どこまでも精神の彷徨をつづけ、一つの常習に安ぜられない一種の常習がある。
ひとに対しても、それを立て、そのものの生活を出来る丈よく発達させたいと希い乍ら、突ぬくような批評が湧き、自己の評価から見て、よしと思えない点に、強い侮蔑を感じる。世の中の故、又はそう完全にあることは無いと知り乍ら、その諦らめには落付けず、絶えず何かを期待して居る心持――他からでなく、自分の心に、何か大きな力の湧くのをぼんやり予覚し、待って居る心持。
調和も、平和も、通一遍の安穏さを一つ掘りぬいた、芸術的重さの加った、敏感な、霊に満ちたものでなければ我慢が出来ないと感じる。理屈ではなく、私の本性のうちには、掘りさげ、掘り下げて行く、一つの地虫のような熱烈な、必死なものがあるのだ。
それだのに、弱いことは、他の暗示や影響を受け易く、共に生活する者が、平凡で霊光に満たない時、それを変えさせず、此方が逆に変えられそうになり、然も、批評的能力から、すっかり自己をサレンダーもさせず、結局二半な生活をすることだ。