Japanische Klassiker mit Furigana
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しょうわゆうげきたい
昭和遊撃隊
平田 晋策
Lesen Sie 昭和遊撃隊 (しょうわゆうげきたい) von 平田 晋策 (ひらたしんさく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.452 Zeichen · 208 Bildschirme
まだ戦いは終らない。おそろしい悪魔は、夕の雲の間から、遊撃隊をねらって近づいて来ているのだ。
見よ。不吉な無線電信のアンテナが、またまた青白い火花を散らしているではないか。
いやないやな、フーラー博士からの挑戦だ。
「A国艦隊と日本艦隊に告ぐ。われ航空母艦『オリオン』は、荒鷲爆撃機をのせて、戦場に急ぎつつあり。『荒鷲』は、本日午前四時、東京市を爆撃せり。あわれなる東京は今や大火災を起し、噴火山のような黒煙と焔をはきつつあり。
われらはつづいて東鳥島の敵飛行根拠地を攻め、二百機の大空軍を全滅せしめたり。加藤司令官は戦死せり。
いざ、いまより、日本艦隊の最後の一隻まで追跡して爆沈させん。日本艦隊よ。かくごせよ。
A国艦隊よ。ひるむな。最後まで戦え。
終に、日本の昭和遊撃隊よ。われはおん身と戦うことをよろこぶ。太平洋の墓場は、おん身をまっているぞ。」
この無電をうけた電信兵の顔は、幽霊のように、青くなった。手がぶるぶるふるえ出した。フーラーが怖いからではない。わが海軍の光栄の勝利が、めちゃめちゃになるのが口惜しいのだ。
ああ、今夜の戦いは、あぶないぞ。
碧海島へ帰ったら?