Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
さんごくし
三国志(三)
吉川 英治
Lisez 三国志(三) (さんごくし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 312 452 caractères · 628 écrans
三
「はっ」
曹仁は、馳け去った。
楼台を降った曹操は、冷泉に嗽いし、衣服をかえ、帯剣を鏘々と鳴らしながら、石廊を大歩して行った。
閣の大広間には、すでに群臣が集まっていた。たった今まで酒席にはしゃいでいた諸将も、一瞬に、姿勢を正し、烱々と眸をそろえながら、大将曹操の姿を迎えた。
「荀」
曹操は、指名して云った。
「きのう、そちが予に向って吐いた意見を、そのまま、この席でのべろ。――勅使はすでに山東に下られている。曹操の肚はもうきまっているが、一応荀※(「或」の「丿」に代えて「彡」、第3水準1-84-30)から大義を明らかにのべさせる。荀※(「或」の「丿」に代えて「彡」、第3水準1-84-30)、立て」
「はっ」
荀※(「或」の「丿」に代えて「彡」、第3水準1-84-30)は起立して、今、天子を扶くる者は、英雄の大徳であり、天下の人心を収める大略であるという意見を、理論立てて滔々と演説した。
三
勅使が、山東へ降ってから、一ヵ月ほど後のことである。
「たいへんです」
洛陽の朝臣は、根をふるわれた落葉のように、仮普請の宮門を出入りして、みな顔色を失っていた。
一騎。