Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
さんごくし
三国志(三)
吉川 英治
Lisez 三国志(三) (さんごくし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 312 452 caractères · 628 écrans
三
と、いった。
関羽の返事を得ると、陳震は、すばやく都から姿を消した。
関羽は次の日、曹操に会って、自身暇を乞おうと考えて出て行ったが、彼のいる府門の柱を仰ぐと、
謹謝訪客叩門
と書いた「避客牌」がかかっていた。
三
主がすべての客を謝して門を閉じている時は、門にこういう聯をかけておくのが慣いであった。
また客も門にこの避客牌がかかっているときは、どんな用事があっても、黙々、帰ってゆくのが礼儀なのである。
曹操は、やがて関羽が、自身で暇を乞いにくるのを察していたので、あらかじめ牌をかけておいたのだった。
「……?」
関羽はややしばらく、その前にたたずんでいたが、ぜひなく踵をめぐらして、その日は帰った。
次の日も早朝に、また来てみたが依然として避客牌は彼を拒んでいた。
あくる日は夕方をえらんで、府門へ来てみた。
門扉は、夕べの中に、唖のごとく、盲のごとく、閉じられてある。
関羽はむなしく立ち帰ると、下このかた随身している手飼いの従者二十人ばかりを集めて、
「不日、二夫人の御車を推して、この内院を立ち去るであろう。物静かに、打立つ用意に取りかかれ」
と、いいつけた。