Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
さんごくし
三国志(三)
吉川 英治
Lisez 三国志(三) (さんごくし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 312 452 caractères · 628 écrans
四
その頃、袁紹の救いがようやく河を渡って来た。で、合流して一時、官渡の地へひき移った。
四
郭図、審配の二大将は、憤々と、袁紹の前に告げていた。
「怪しからん沙汰です。このたび文醜を討ったのも、やはり玄徳の義弟関羽だということですぞ」
「それは、まったくか」
「こんどは漢寿亭侯雲長関羽としるした小旗を負って、戦場へ出たそうですから、事実でしょう」
「玄徳を呼べ。いつぞやは巧言をならべおったが、今日はゆるさん」
度かさなる味方の損害に、気の腐っていた折でもある。袁紹は、やがて面前に玄徳を見ると、嫌味たッぷり詰問した。
「大耳君、弁解の余地もあるまい。袁紹もなにもいわん。ただ君の首を要求する」
斬れ――と彼が左右の将に命じたので、玄徳はおどろいてさけんだ。
「お待ちなさい。あなたは、好んで曹操の策に、乗る気ですか」
「汝の首を斬ることが、なんで曹操の策に乗ることになろうや」
「いや、曹操が関羽を用いて、顔良、文醜を討たせたのは、ひとえに、あなたの心を怒らせて、この玄徳を殺させるためです。考えてもご覧なさい。この玄徳はいま、将軍の恩養をうけ、しかも一軍の長に推され、何を不足にお味方の不利を計りましょうや。