Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

さんごくし

三国志(五)

吉川 英治

Lisez 三国志(五) (さんごくし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N1. Touchez un mot pour le sens.

N1 · avancé · kanji et kana modernes · 325 249 caractères · 653 écrans

Aozora Bunko

「人です。すべては人にあります。領地を拡大されるごとに、さらにそれを要としましょう」

「荊、襄の地に、なお遺賢がいるだろうか」

「襄陽宜城の人で、馬良、字を季常という、この者の兄弟五人は、みな才名高く、馬氏の五常と世間からいわれていますが、中で馬良はもっとも逸材で、その弟の馬謖も軍書を明らかに究め、万夫不当の武人です」

「召したら来るだろうか」

「幕賓の伊籍は親しいと聞いております。伊籍から迎えさせては如何です」

「そうしよう」

早速、玄徳は、伊籍に諮って、迎えの使いをやった。

馬良はやがて城へ来た。雪を置いたように眉の白い人であった。馬氏の五常、白眉を良しと、世間に評があった。

玄徳は、彼にたずねた。

「御身はこの地方の国情には詳しかろう。わしは近頃、三城を占めて、ここに君臨したものだが、この先の計は、どうしたが最も良いか」

「やはり劉君をお立てになることでしょう。ご病体ですからこの荊州の城に置かれて、旧臣をよび迎え、また都へ表を上せて、※(「王+奇」、第3水準1-88-6)君を荊州の刺史に封じておあげなさい。人心はみな、あなたのご仁徳と公明なご処置に随喜して懐きます。