Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
さんごくし
三国志(五)
吉川 英治
Lisez 三国志(五) (さんごくし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N1. Touchez un mot pour le sens.
N1 · avancé · kanji et kana modernes · 325 249 caractères · 653 écrans
三
故にほうり捨てたまでのことだ。諸将よ、わしの心を怪しんでくれるな」
「…………」
趙雲は、地に額をすりつけた。越えてきた百難の苦も忘れて、この君のためには死んでもいいと胸に誓い直した。原書三国志の辞句を借りれば、この勇将が涙をながして、
(肝脳地にまみるとも、このご恩は報じ難し)
と、再拝して諸人の中へ退がったと誌してある。
三
曹操は景山を降りた。
旗や馬幟の激流は、雲が谿間を出るように、銅鑼金鼓に脚を早め、たちまち野へ展がった。
そのほか。
曹仁、李典、夏侯惇、楽進、張遼、許、――などの陣々騎歩もすべてその方向を一にして、長坂坡へ迫って来た。
「趙雲の逃げて行った方角こそ、すなわち玄徳のいる所にちがいない」と、それに向って、最後の殲滅を加え、存分な戦果を捕捉すべく、ここに全軍の力点が集中されたものらしい。
すると彼方から文聘とその手勢が、さんざんな態になって逃げ乱れてきた。仔細を問うと、
「長坂橋の畔まで、趙雲を追いかけて行ったところ、敵の張飛という者が、ただ一騎で加勢に駆けつけ、丈八の蛇矛をもって、八面六臂にふせぎ立て、ついに趙雲をとり逃がしたばかりか、味方の勢もかくの如き有様――」