Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
さんごくし
三国志(五)
吉川 英治
Lisez 三国志(五) (さんごくし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N1. Touchez un mot pour le sens.
N1 · avancé · kanji et kana modernes · 325 249 caractères · 653 écrans
――私がおすすめ申したいのは、わが主呉侯のお妹君で、媒人口ではありません、必ず徳操才色ふたつながら兼備した佳人とはあのお方と存じます。もし皇叔にして、娶ってもいいというお心ならば、すみやかに呉の国へお出で下さい。孫権は歓んでお迎えしましょうし、われわれ侍側の者も、挙って、両国の平和のため、この実現に対して、どんな労でも取りますから」
「…………」
玄徳はしばらく黙考していたが、やがてこう訊ねた。
「そのことは、あなた一箇のお考えですか。それとも周瑜あたりから云い出されたことですか。もしくはまた、呉侯のご内意でもあるか……」
「内々、呉侯の御命がなくて、どうして私一箇の思案などから、かような大事をおすすめできましょう。ただ素気ないお断りでもうけると、呉妹君のお名にもさわることですから、それで実はそっと、ご意向をうかがってみるわけですが」
「……いや、そうでしたか。希うてもない良縁ではありますが、玄徳も大丈夫を以て任じてはいるものの、年すでに五十、ご覧のごとく、鬢髪にはやや白いものを呈しておる。聞説、呉侯のお妹は、なお妙齢佳春の人という。私とは余りにふさわしくない配偶ではありませんか」