Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

さんごくし

三国志(八)

吉川 英治

Lisez 三国志(八) (さんごくし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N1. Touchez un mot pour le sens.

N1 · avancé · kanji et kana modernes · 195 604 caractères · 391 écrans

Aozora Bunko

三

ところが、また一報があった。

「昨夜、夜のうちに、周魴以下数十人が皆、行方知れずになりました」

三

「なに、周魴が見えないと?」

曹休は大いに後悔して叫んだ。

「稀代な曲者め。この曹休を偽くため、己の髪まで切って謀略の具に用いたか……ウウム何の、たとい計るとて何ほどのことやあるべき。張普、麓に見える呉兵どもを蹴ちらして来い」

すでに危地を覚りながら、彼はまだ事態の重大を正視していなかった。張普もまた、命をうけるや否、

「多寡の知れたもの」という意気込みで、直ちに、一軍をひきいて駈け下った。

ところが、偵察の見てきたその呉軍というのは、予想以上、有力なものだった。しかも精鋭をもって鳴る呉の徐盛軍だったのである。

「いけません。所詮小勢では歯も立ちません」

張普は間もなく散々に打ち負けて引揚げてきた。

曹休の面色もその時からまるで日頃のものでなくなった。けれど彼はなお自軍の大兵力を恃んで、「われ奇兵を以て勝つべし」といい、「明日の辰の刻を期し、自身二千余騎でこの山を下って、わざと逃げ走るから、汝らは薛喬の部隊そのほかと三万余人で、石亭の南北にわかれ、山添いに埋伏しておれ。