Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
たいらのまさかど
平の将門
吉川 英治
Lisez 平の将門 (たいらのまさかど) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 232 193 caractères · 463 écrans
たれの物に」
「叔父たちや、叔父たちの息子の物に」
「ば、ばかな」と、小次郎は、笑い出しそうに――しかし、ちょっと、不安な眉の翳りを見せながら、吐き出すように、自分へ否定した。「そんな事が、あるものじゃない、そんな事が。――家の後継のおれはいないし、おまえ達は、幼かったから、叔父共三家で、おれの帰るまで、預かっていてくれるのだよ。そういう約束になっているのだ。おれが帰って来たからには、当然、おれに返してよこすさ」
「けれど……。そうではないと、人が、いいます。みな、勿体ないことだ。ひどい横領事だと」
「それは、他人の妬みだろう。何しろ、広大な田領だから、官へ租税を納めても、余る収入は、莫大なものだからな。それは、十三年の間、叔父共が、おまえ達の養育料として、ふところへ、入れてはいたろうよ。……ああ、朝ッぱらから、つまらない話に落ちた。おれは、大結へ行ってくるよ」
「大結ノ牧ですか」
「む、む。牧の馬どもにも、おれの帰って来た顔を、見せてやるのさ……」
「馬とても、以前のような、良い馬も、馬数も、今はおりません。老馬、廃馬が、わずかに残っているだけです」
「馬まで、持って行ってしまったのか」