Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

たいらのまさかど

平の将門

吉川 英治

Lisez 平の将門 (たいらのまさかど) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 232 193 caractères · 463 écrans

Aozora Bunko

空蝉贈呈

それにおるのは、小野氏彦、紀秋茂、津時成などで……どれも隔意のない友人ばかり。暢気者の集い。気がねな者はひとりもいません。君も気楽に飲ってください」

――海賊とは、冗戯であろう。小次郎は、うち消して、笑っていた。

だが、主はこの人にちがいない。そのうちとけた親しみぶりは、むしろ小次郎を、まごつかせた。彼は、ちがった世界にあるような気がした。

公卿の子弟といえば、笛でもふくか、歌の一つも作るしか、ほかに能のない公達輩でも、みな衣冠を飾り、牛輦にかまえ、人を見ること芥のようなのが、すべてである。ところが、ここには、主の純友始め、たれにも、そんな臭気がない。

虚飾や権力のそれがない代りに、汗や垢のにおいは、誰にもする。直衣、狩衣、布直垂など、まちまちの物を着、袖を捲りあげて、夏の夜らしき、談論風発である。かたわらには皆、太刀をおいていた。

そのはなしも、小次郎には、耳めずらしく、また、事々に、未知への驚異であった。

空蝉贈呈

いまは無人で、いと荒れ古びてはいるが、ここの邸が、宏大なのは、ふしぎではない。純友の祖父、藤原遠経の代に建てられた館である。

遠経は、陽成、光孝の二帝の朝に権威をふるって、大氏族藤原の繁栄をひらいた関白基経の弟である。