Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

たいらのまさかど

平の将門

吉川 英治

Lisez 平の将門 (たいらのまさかど) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 232 193 caractères · 463 écrans

Aozora Bunko

常陸源氏

「よくぞよくぞ、これまでに励まれた。亡き良持どのがお在したら、いかばかり歓ばれようぞ。――さすがは、桓武帝の末裔たる御子将門どのよ。わしも、どんなにか、うれしいか知れぬ。よい初春を、昔なつかしいこの館で、祝わせて戴いた」

景行は、口を極めて、ここ数年の、将門の克己を賞めた。

この謹直な君子人のまえでは、将門も、かつての洟垂れ童子の頃そのまま、ただ、畏まって、往年の恩義を謝したり、これからの勤勉と、家運の挽回をちかうくらいが、関のやま、口に出る話題であった。

「たのむぞ。この上ともに」

まるで、真の父が、真の息子を、励ますようにいって帰る景行であった。

その人を、館の中門まで、送り出して、ふと土倉の方を見ると、五、六頭の荷駄が着いている。弟たちと、家人が、馬の背から下ろした武具の菰梱を、武器倉へ、運びこんでいるのだった。

「おう、また、野霜から、誂えてある具足が出来てきたのか」

「はい。なお鉾や弓の類も、近日、出来た分から、次々に届けて参るそうです」

「馬具も、長柄も、弓も、もう相当、量は溜ったろうな」

「だいぶ、揃って参りました。いちど、三つの土倉を、御覧なさいますか」