Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

たいらのまさかど

平の将門

吉川 英治

Lisez 平の将門 (たいらのまさかど) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 232 193 caractères · 463 écrans

Aozora Bunko

忘恩論争

「や。いたわ。ここにおる。玉虫どのの局に来て、話しこんでいるわ」

と、あきれたように、ほかの者を、呼びたてた。

将門は、弾かれたように、縁を離れて、自分から家人たちの方へ、歩みだした。良兼の家人たちは、彼と玉虫のすがたを、等分に見くらべて、瞬間、妙な顔をしていたが、

「豊田の小殿。――良兼様が会うてやると仰せられた。こちらへ、渡られい」

と、先に立った。そしてもとの広前に戻り、そこから館の内へ、案内して行った。

忘恩論争

京風の建築をまねたのであろう。寝殿、対ノ屋づくりである。しかし、この地方の風雪に耐えるためには、柱もふとく、壁も多くなければならない。自然、頑固であり、粗野であり、薄暗くもなる。――後の鎌倉建築と似るところが多かった。

内の坪(中庭)へ面した広床の間に、藺を敷き、円座に坐って、酒を酌みあっている客と主人とは、さっきから、愉快そうに談笑していた。

上総介良兼と、水守の六郎良正である。

将門の父良持の弟たちだ。つまり叔父共である。ここにはいないが、常陸の大掾国香が、いちばん上で、その下が将門の父、次が良兼、良正の順だった。

「良正。――将門がこれへ来ても、余り嬲らんがいいぞ。