Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

つたかずらきそのかけはし

蔦葛木曽棧

国枝 史郎

Lisez 蔦葛木曽棧 (つたかずらきそのかけはし) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 335 908 caractères · 669 écrans

Aozora Bunko

「水晶山は俺の領地だ。人足どもは俺の奴僕だ。俺は俺の武力をもってそれらのものを手に入れたのだ」

「俺は俺の愛の力をもって、それらのものを解放したのだ」

「ところが気の毒にも失敗した」

「何、再度試るまでだ」

「貴様は俺の手中にある」

「と思うのは自惚れだ」

「そこでもう一つ聞くことがある。……貴様はいつからここにいるのだ」

「ちょうど今から二月ほど前に、貴様の乱暴な手下どものために山の麓で捕えられたのさ」

「京都産まれの青公卿が、何用あってかような辺土へ供も連れずにやって来たか?」

「聞きたければ話してやろう。つまり同志を募るためにだ」

「貴様の浅薄な正義自由、そんなものには同志は出来まい」

「それは貴様の云う通りだ、きわめて少数の同志さえ俺は得ることが出来なかった。しかし、その中作って見せる。そうして天下を取って見せる!」

「気の毒な空想! 可哀そうな理想!」

「その空想と理想がなければ人間は進化しないぞよ」

「とにかく貴様は面白い奴だ。主義思想の相違はあれ、俺には貴様が気に入った。で、俺は貴様に対して悪いようには計らうまい。……鳥市、その男の縄を解け!」

「待て!」と右京次郎は遮った。