Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

さんごくし

三国志(三)

吉川 英治

Lisez 三国志(三) (さんごくし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 312 452 caractères · 628 écrans

Aozora Bunko

と、自身防ぎに出た。

だが、配下の勇士張先が、まっ先に曹操の部下許に討たれたのを始めとして、一敗地にまみれてしまい、口ほどもなくまたたちまちみだれ合って、宛城のうちへ逃げこんでしまった。

曹操の大軍は、ひた寄せに城下にせまって、四門を完全に封鎖した。

攻城と籠城の形態に入った。

籠城側は新手の戦術に出て、城壁にたかる寄手の兵に沸えたぎった熔鉄をふりまいた。

金屎か人間かわからない死骸が、蚊のごとく、ばらばら落ちては壁下の空壕を埋めた。

が、そんなことにひるむ曹操の部下ではない。曹操もまた、みずから、

「ここを突破してみせん」

と、西門に向って、兵力の大半を集注し、三日三晩、息もつかずに攻めた。

なんといっても、主将の指揮するところが主力となる。

雲の梯にもまごう櫓を組み、土嚢を積み、壕をうずめ、弩弓の乱射、ときの声、油の投げ柴、炎の投げ松明など――あらゆる方法をもって攻めた。

張繍は防ぐ力も尽きて、

「――賈※(「言+栩のつくり」、第3水準1-92-6)、荊州の援軍は、いつ頃着くだろう。もう城の余命も少ないが。……間にあうか、どうか」とたずねた。

軍師たる賈※(「言+栩のつくり」