Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

さんごくし

三国志(三)

吉川 英治

Lisez 三国志(三) (さんごくし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 312 452 caractères · 628 écrans

Aozora Bunko

たった今、わずかの近臣をつれて逃げのびた帝のまわりに、あのような軍馬が一時に現れるわけはない。妖術をもって、われらの目をくらましている幻の兵だ。恐るることはない。突き破れ」

と、当って来た。

幻の兵は、強かった。現実に、山東軍の新しい兵備と、勃興的な闘志を示した。

何かは堪るべき。

雑軍に等しい――しかも旧態依然たる李※(「にんべん+確のつくり」、第4水準2-1-76)や郭※(「さんずい+巳」、第3水準1-86-50)の兵は存分に打ちのめされて、十方へ散乱した。

「血祭の第一戦だ。――斬って斬って斬りまくれ」

夏侯惇は、荒ぶる兵へ、なおさら気負いかけた。

血、血、血――曠野から洛陽の中まで、道は血しおでつながった。

その日、半日だけで、馘った敵屍体の数は、一万余と称せられた。

黄昏ごろ。

帝は玉体につつがもなく、洛陽の故宮へ入御され、兵馬は城外に陣を取って、旺なる篝火を焚いた。

幾年ぶりかで、洛陽の地上に、約八、九万の軍馬が屯したのである。篝火に仄赤く空が染められただけでも、その夜、帝のお眠りは久々ぶりに深かったに違いない。

程なく。

曹操もまた、大軍を率いて、洛陽へ上って来た。