Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

たいらのまさかど

平の将門

吉川 英治

Lisez 平の将門 (たいらのまさかど) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 232 193 caractères · 463 écrans

Aozora Bunko

「叱られます。叔父御たちに」

「庁から、横山ノ牧の者へ、ほどよく、口をあわしておくように、使いを出しておいてやる。大掾の国香どのへは、知れぬようにしてやるから、わしの供に、交じって来い」

「はい。じゃあ、そうします」

菅原景行は、尊敬している人だった。彼にとって、どういう印象があるわけでもなかったが、亡父の良持が、賞めていた人だからである。その亡父のはなしでは、この人は、今でこそ、こんな田舎へ落ちて来て常陸の大掾国香よりも低い身分の地方吏を勤めているが、ほんとは、朝廷で、右大臣にまで昇り、学問では、諸博士でも及ぶ者がなかった。菅原道真公の、三番目の実子だということだった。

菅公の名は、こんな遠い地方でも、知らない者はなかった。今から十三年前、筑紫の配所で死んで以来、なぜなのか、神格化されて、崇めねば、むしろ恐ろしいもののように、鳴りとどろいている。

筑波山の麓には、わずかな菅家の荘園があった。景行は、父の遺骨をもって、筑波のふもとに祀り、そのまま、住みついて、地方官吏の余生を送っている者だという。

一時、もっぱらいわれた郷の噂も、小次郎は、うろ覚えに、記憶していた。