Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
たいらのまさかど
平の将門
吉川 英治
Lisez 平の将門 (たいらのまさかど) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 232 193 caractères · 463 écrans
叔父の事を、口にすると、将門の眼は、眼の底から、無意識に燃えだした。筑波の山影を、はるかに、振りむいて、しばらく、ものもいわなかった。
ふとまた、われに返って――
「またも途中で、万一があってはと、梨丸がいるのに、お前たちまで、迎えによこしたのは、将頼のさしずだろう。そんな取り越し苦労はするな。お前たちまで、将頼みたいに神経が細くなってはいけないぞ」
「いえ。ちがいます」
「何が、ちがう」
「私たちに、兄上を、早く連れて来いと仰っしゃったのは、都から来ているお客人です」
「都の客人?」
「え。ずっと、泊って、兄者人のお帰りを、豊田の館で、待っておいでです」
「ばか。それなら、そうと、なぜ早くいわないのだ」
「将門を、びッくりさせてやるのだから、会うまでは、黙っておれと、固く、お客人から、口止めされたものですから」
「そういうのを、馬鹿正直と、都ではいうのだ。冗戯をまにうけるやつがあるものか。して、そのお人の名は、何と、聞いたか」
「お名は、伺っておりません」
「将頼からも、聞いていないのか」
「ええ、将頼兄も、知らないようです。けれど、偉い人らしいといっていました」
「年ごろは、幾つぐらい」