Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

たいらのまさかど

平の将門

吉川 英治

Lisez 平の将門 (たいらのまさかど) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 232 193 caractères · 463 écrans

Aozora Bunko

そのため、二年目の秋には、地方の調貢(税物)が、まるっきり都へ送られなかった。

天皇は、詔して、常の御膳部の量を、四分ノ一に減じられた。

(――更ニ、服御ノ常膳ヲ、四分ノ一ニ減ゼヨ)

という、倹約のために諸卿へ範を示された詔は、一年に二度まで、発せられた程である。

おまけに、比較的、被害のない四国、九州などの西海地方では、海賊の蜂起が、頻々として、聞えた。

内海の海賊は、都の官庫へ輸送されてくる調貢船を狙っては、襲った。

「伊予の純友だ。……純友のしわざだ」

と、それも、都の不安に、輪をかけた。

穀倉院の在庫高は、洛内の窮民に、施粥の炊き出しをするだけでも、日々、気がひけるほど減ってくる。大炊寮の廩院では、財務官たちが、青くなって、全国の庄家(荘園役所)にたいし、私田、公田の徴税と輸送とを、督促するのに、眼のいろを変えていた。

当然、各地とも、徴物使(徴税吏)の取立てが、苛烈を極めた。

抗するにも、訴えるにも、何ら、法の庇護をもたないこの時代の無力の民は、どんな苛斂誅求にも服すしかない。膏血をしぼっても、出さねばならない。

平安朝の民の、その頃の民謡に。