Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

たいらのまさかど

平の将門

吉川 英治

Lisez 平の将門 (たいらのまさかど) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 232 193 caractères · 463 écrans

Aozora Bunko

「何といおうが、おれの手には、おれの勝訴となった文書がある。そして、羽鳥や水守の叔父達へは、わが家の正当な遺産である田領の地券を、ただちに、将門に返還せよという官の通達が届いているはずだ」

「そんな物は、彼らにとって、何の威令でもありません。――むしろ、そこまで、追いつめられたので、なおさら、策謀と武力に、邪心を集注し、一挙に、豊田を破って、中央の敗訴を、うやむやにしてしまおうという肚なんです。それに極まっています」

「……ま、待てよ。四郎」

将門は、弟の憤激がやまないので、口を抑えるように、ふと、語気を変えた。

そばにいて、息をつめながら聞いている妻の顔に、はっと、聞かせたくない思いをつきあげられたからである。

「おれは、出かけるところだ。郎党たちも、馬をすえて待っている。話は、あっちで聞こうよ。道々、駒を並べて聞いてもよい」

桔梗の顔は、もうまっ蒼になっている。母の恐怖はすぐ乳腺にひびいて、抱かれている子までが、乳の味にそれを知るのである。急に、彼女のふところでムズカリ始めた。――四郎将平の胸はこの朝、早鐘をついている思いだったが、兄の気もち、あによめの心を覚って、