Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

たいらのまさかど

平の将門

吉川 英治

Lisez 平の将門 (たいらのまさかど) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 232 193 caractères · 463 écrans

Aozora Bunko

それも、気に食わない一つらしい。

とにかく、武芝は、いろいろ苦情をつけて、新任の「権守」と「介」を絶対に排斥しつづけていた。そういう実情にあるので、官符の命による出兵の実行などは、今のばあい、思いもよらぬことである――という経基の釈明であった。

「ははあ。……そんなわけがあるのか」

貞盛は、一応は、うなずいた。

とはいえ、あるまじき事だ、と呆れもしなかった。

後世の国家のすがたから観れば、驚くべき国家への反抗だし、無秩序なはなしであるが、ひとり武蔵一国に限らず、遠隔の地方ほど、中央の政令は、まだまだ行われていなかったのである。

自分たちに、都合のいい政令なら、受けるが、不利な政令なら、無視する、あるいは、反撥する。

まして、一片の太政官辞令などは、古くから地方に根を下ろしている者にとっては、権威でも何ものでもない。それも、自己の地位を冒さない者ならば、容認するが、天降り式に任命されてくる上官などには、決して、易々として、その下風には従わなかった。

噴火口時代

「じつに、不埒極まる武芝です。上命を無視し、中央の辞令などは、てんで歯牙にもかけません」

経基は、憤慨して、貞盛がこの地方へ来るのを待っていたように、いきさつを訴えた。